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candylogue

七月はなだらかに過ぎる

[photo] 自宅遠景
[photo] 自宅遠景

ちょっとだけ内陸の方に引っ越しました。吹く風がひんやりしています。

五月から七月にかけての記憶と目論見

もはやあまり書くことはないのだけど、なんとなくかわいそうに思ったので少しだけ書いておく。

最近、公私ともどもさまざまあって、何かと忙しい。とか書くようなブログは大抵面白くない。人の苦労など知った話ではないのである。しかしながら、忙しい理由を書いて話をふくらませるほどの余裕は今はないので、まあつまりこの話は面白くない。強いて言えば、いずれも前向きな忙しさである。人生にはいろいろ考えたり、努力したりする時というのものがあるのだ。毎日努力せよ、という正論はここでは採用しない。

5月はチェルフィッチュの「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」を観た。面白かった。「アリス・イン・ワンダーランド」も観た。面白かった。でも3Dじゃなくてもよかった気がする。iPadを買った。予測通りに役に立っている。今後も活躍してくれる見込み。

6月はいろいろある。いやあ困った。でも頑張ろう。久しぶりに快快を観に行く。感想を書いている余裕はないであろう。とりあえず0.1%下がってよかった。

7月は総仕上げである。準備をすませて心地よく7月を迎えたい。

ではごきげんよう。

サツキバレ

[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園

アゴラに行くといいよ

ことしは観劇日記は書いてなかったのだけど、久しぶりに駒場に出掛けて観た芝居がとても面白かったので書いておく。いまのところ今年イチ(あんまり観てないけど)。こんどのナイロンや本谷有希子は観に行かないつもりなのだけど、これは観ておいて良かったなあ、というデキ。いや比べる対象が違うでしょうが、僕の中ではフラットです。蘊蓄はさておいて目の前で役者が演じていること、その面白さが大切で愛おしい人は観に行くといいと思います。これまでのハイバイやらデスロックやら五反田団のエッセンスがうまく詰め込まれていて、でもぎゅうぎゅうな感じでもなく、隙だらけな風を装ってちゃんと持て成してくれるでしょう。岩井秀人作品。

青年団リンク 口語で古典「武蔵小金井四谷怪談」 (こまばアゴラ劇場)
同時上演:「落語 男の旅 大阪編」
作・演出:岩井秀人
出演:荻野友里、端田新菜、石橋亜希子、山内健司、古屋隆太、猪股俊明

小沢さんと小山田さん

こことかを読んで、久々に90年代のあれ系の曲を引っ張り出してきて、というかiTunesで選ぶだけだからたいした労力はかからないのだけど、いろいろ聴いてみる。カメラ! カメラ! カメラ! とか、さようならパステルズバッヂとか、午前3時のオプとか。あるいは、buddyとかある光とか。Elastic GirlはiTunesに入っていなかったから、CD棚から探してきてエンコードしてから聴いた。CDから聴けばいいのにね。完全にマスターストレージ扱い。ついでにむかしエンコードしたThe First Question Awardのビットレートが低かったので、256kに再エンコードしたりする。このアルバムは廃盤なんだね。もう振り返りたくない過去なのかしらん。まあ作り手と聴き手は違うし、お互い好きに扱えばいいと思う。ただ、今から新しく出会う機会が減ってしまうというだけだ。僕はもう知っているからどうでもいい。でも、もうすぐ20年とか経ってしまう曲もあったりして、その現実にはちょっと驚く。ちょっとだけ。小沢健二は小山田圭吾のソングライティングとボーカルに嫉妬していたと思うし、小山田圭吾は小沢健二のテキストライティングとアイデアに嫉妬していたと思う。ソロの初期はその呪縛に囚われていたし、今でも囚われているのかもしれない。でもそんなことはよくあることだし、それこそどうでもいい。彼らが優れた作家であることは確かだから。久しぶりにフレンズ・アゲインを聴いたりして、若いねえと思いながら現在に目を移すと、オリンパスPENのCMやら、久々のコンサートやらで今もなにかと活動しているふたりがいて、それは素直にうれしい。もう演るほうも聴くほうもいいおじさん・おばさんだけどねー。

2月を振り返る

またもや気がついたら3月になってしまったので、2月のまとめ。

といっても1月以上に覚えていることが少ない。いろいろと考えることが多くて悩むことも多かった気がするけれど、基本的に元来がそういう傾向の人間なので特別どうということはない気もする。少し疲れが抜けにくくなったかもしれない。それは歳か。また老化だ。それなりの年月を生きてくると、残念ながらも歳を重ねていくわけで、つまりは老けていくわけだ。同じことを何度も書いてみた。こどもの頃はとても大人でしっかりとしたイメージだった30代も、なってみると意外と幼稚で子供じみていたりする。それは自分の身近だからだ。身近なものはいつもよく見える。粗や至らないところがよくわかる。きっと40代になっても、50代になってもそうなのだろう。身のまわりもそろって歳を取っていく。これはネガティブな話ではなくて、むしろどちらかといえばポジティブな話だ。好きなときに好きなことをすればいいんじゃないだろうか。わからないこと、知らないことはまだまだ多い。それは不安であると同時に、楽しいことのはずだ。歳を取ると会社や社会通念的なものに縛られるということを聞くけれど、こどもの時よりも圧倒的に自由をつくり出せるチャンスは多い。こどもの頃は無限大の想像力と引き替えに、時間的、あるいは、選択的な制約が存在する。対して大人は、自己の責任のもとで時間的、選択的な自由を有している。少なくとも選択肢は常にそこにあるし、常に実際に選択している。その選択した結果が今である。あれ何でこんなこと書いてるんだっけ。まあ、あせることはないけれど、着実に進んでいこうとする意識と選択が必要だと思う。

2月は1本芝居を観た。桜木町近くののげシャーレで岡崎藝術座の「リズム三兄妹」。以前、アゴラ劇場で見損ねていたので、地元で近いしと観に行ってきた。横浜に住んで1年になるけれど、横浜での公演数は圧倒的に少ないので(以前住んでいた下北沢と比べて。比べてどうする、と思うが比べなくてもやはり少ない)、たまに近くで好きな劇団の公演があるとうれしい。これを書いているきょうは横浜西口のSTスポットで東京デスロックを観てきた。小さくて懐かしい感じの小屋で、お尻や背中が痛くなるのも久々。ちなみに3月の観劇はこれでおしまい。4月はアゴラに1つ観に行こうかと思っている芝居があるだけなので、月1回と順調なスローペースぶり。別に横浜に引っ越したから減らしているわけでもなくて、一時期手当たり次第に観ていたのを一度リセットしてじっくりと観ることをしてみようと思った次第。むしろ生活の中に定着した感がある。

本は森博嗣の「創るセンス 工作の思考」を読んだ。前著の「自由をつくる 自在に生きる」と基本的には同じで、以前から方々で氏が書いてきたことをテーマに沿ってまとめ直したもので、それらを読んでいる人からすると目新しいものは少ない。でもその分よくまとまっているし、何度も反復しているのでわかりやすい。ひとつの考え方を示したものなので、何人にもおすすめできるものではないのだけれど、僕は身近な人には読んでもらいたいな、と思った。この本に限らず、重く真っ正面から受け止める必要はなくて(むしろ正面から受け止めることは常に負担も大きい)、まあこういう考え方もある、という程度に受け止めつつ、都合のいい解釈をすればいいと思う。そういうことの一助になる本なんじゃないかと思う。

ということでまた。

雪の降る夜に長文を書く

気がついたら1ヶ月書いていなかったので、これを機会にずっとほったらかしにしようかと思ったのだけど、止めることはいつでもできるので徒然なるままに思いついたことを書いてみる。

1月は何をしていたのかなあ、と思い返してみたけど、あまり覚えていない。最近いろいろなことを覚えていないので、ああこれが老化というものなのだな、と感心したりする。しないけど。元旦と翌日は実家をハシゴして、3日の夜に五反田でホットワインを飲みながら芝居を観て、もう明日から仕事だなーって思って、そのあと、妻といろいろと探しものをしたり、考えごとをしたりして過ごしていたら、この冬何回目かの風邪を引いてしかもめずらしく熱を出したものだから、仕事を休んでアンチクロックワイズ・ワンダーランドを見逃したりしていたら1月が終わったのだと思う。あとは年末からの続きでいろんなドキュメントを結構な勢いでがしがしと書いていたような気がする。集大成的なものができた。いや、もの自体はまだこれからだけど。

続いて2月のこともがんばって思いだそうと思ったけど、まだ半分残っているのでそれは止めて、唐突にいま気になるものを挙げてみるシリーズ! えーとまずはiPad。パソコンとして中途半端とか、日本じゃ電子書籍サービスが使えないとか、割とそういう世間で流通している不満にはあまりピンと来ていなくて、僕はそれより、リビングとかで家族と一緒に話をしたり、テレビを見たりしながら、ちょっとウェブを調べたりして、それを一緒に見たり、それを肴にさらに話をしたりするようなことがずっとしたかったから、そういう用途にすごくぴったりなiPadがすごく欲しい。ノートPCを起動するとか、小さなポインティングデバイスを操作するとかってとてもパーソナルな作業だと思うし、かといってテレビとかゲーム機のインターネットブラウズ機能も決して使いやすいとは言えないわけで、ラフにインターネットを使う端末としてすごく期待している。そりゃFlashが見られないのは痛いけど、それを押しても欲しいと思ったのでした。

次。小沢健二の復活とか。復活は素直にうれしいし、とても楽しみなのだけど、でもその一方で、サイトのテキストとかを読んでみて、もやもやする気持ちがあるのも事実。正直に書くと、居心地の悪さ、もっというと気持ちの悪さがある。別に復活するのは自由だし、以前の小沢健二だったら復活なんて格好の悪いことはしなかった、なんてことも思わない。それはそれで彼らしい気もする。そんなことより、本心を語っていないような、そういう雰囲気をテキストだったり、コミュニケーション手法だったりに感じてしまい、それがどうも落ち着きが悪い。もともと本心をストレートに語るタイプでもないと思うのだけど、ウラで何か企んでいそうだとか、そういうことではなくて、なんていうかうまく言えないのだけど、「本心を語っていないのだけど、その語っていないことをまわりに気づかれているのに、本人はそれに気づいていない」、みたいな、そう、言うなれば裸の王様的な感じがしてしまうのだと思う。ライフ時代は確信犯的裸の王様だったのが、本当の裸の王様になってしまった感がする。いやこれは個人的な思いなので、ほかの人がどう思うかは知らないし、仮にその通りだとしてそれが悪いとも思わない。楽しいライブになればいいなあと本当に思うし、願わくば新しいアルバムが聴きたい。

四畳半神話大系のアニメ。フジテレビで4月から放映されるのだけど、原作が森見登美彦で、脚本が上田誠で、キャラクター原案が中村佑介ってことでものすごく楽しみ。原作は腐れ大学生を主人公とした4篇の青春ほとばしるオムニバス作品で大好きなんだけど、あの出鱈目な感じがどうアニメになるのかすごく興味がある。主題歌は中村佑介の盟友、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの書き下ろしで、エンディングは砂原良徳+いしわたり淳治(元スーパーカー)+やくしまるえつこ(相対性理論)という組み合わせにもうおなかいっぱい。期待が大き過ぎてがっくりする要素がてんこ盛り、というのがまたいい。がっくりすることも人生には必要だと思う。と保険を掛けておく。

じゃこのへんで。

1月17日 日曜日

9時半過ぎに家を出てとなりの丘の上のお家にお邪魔する。海とビルと富士山と工場が見えた。いくつか考えたり相談をしたりしてから電車で鎌倉に行き、打ち合わせをする。帰りに蕎麦を食べて帰ろうと思ったら、鰻屋があったので鰻を食べる。鳩サブレと鯵の押し鮨を買って帰る。

書類を書いたりプリンタと格闘したりする。となりで妻が寝ているのでそろそろ起こそうかと思う。

1月16日 土曜日

9時半すこし前に家を出て髪を切りに行く。坂道を登ったり下ったり海を見たり犬を見たりしながら30分くらい歩く。髪を洗って髪を切ってもう一度髪を洗って乾かしてすこし眉を整えてもらい気分がすっきりとする。帰りにバナナとパンを買ってすこし寄り道をしながら家に戻る。

いろいろと調べ物。わからないことだらけながらも当初よりはそれなりに知識が付いてきた気がする。

正月三が日

1日。昼過ぎに実家に行き、雑煮を食べ、おせちを食べ、大判焼きを食べ、お刺身やらハンバーグやらを食べる。あと結婚祝いのケーキをみんなで食べる。かなり食べた気がする。前日から泊まっていた妹夫婦(予定)も含めて家族が増えた。

2日。妻の実家に行き、テレビで箱根駅伝を見る。きなこ餅を食べ、雑煮を食べ、おせちを食べ、煮物を食べ、かにを食べ、お菓子をたくさん食べる。かなり食べた気がする。あと、姪と甥とじっくり遊ぶ。なぜか小さな子どもに触れる機会があまりなかったのだけど、思った以上にちゃんと遊べたのでちょっと安心。今年の正月で家族が3倍に増えた。

3日。残務処理的なことをしつつ、夜は五反田で正月恒例の「新年工場見学会2010」を観る。五反田団の「黒田の一生」、ハイバイの「金子たけのりの半生」などを5演目。休憩でのバンショーの振る舞いもいつも通りでうれしい。

謹賀新年

しばらく書いていないうちに年を越してしまいましたが、相変わらず、比較的平穏に毎日を過ごしています。

2009年は、2月に横浜市民になり、7月にベルギーとフランスに行き、10月にタイに行き、12月に入籍しました。その合間にもいろいろなことがあってなかなかスリリングだった気がしますが、あらためて振り返ってみるとよかったなあ、と思います。いい年だった。そして大切なひととものごとがまわりに増えてうれしい。

2010年も、いろいろやるつもりなので、結構プレッシャーを感じていますが、まあ大変ながらも楽しいと思うので、マイペースにやっていくつもりでいます。本年もよろしくお願いいたします。

2009年の読書記録

2009年に読んだ小説リスト(小説以外も一部含む)。今年もわりと読んだ。引越をした関係で、着席できる機会が増えたので、読書機会を確保できたのが大きいと思う。2008年に引き続いて村上春樹ばかりで格好悪い気もするけど、でも事実なので仕方ない。後ろの方は伊坂幸太郎付いているところもミーハーっぽくて要チェック。いやチェックはしなくていいです。とくに印象に残ったのは「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」、「自由をつくる 自在に生きる」、あとは村上春樹の一連のエッセー。伊坂幸太郎は読んだのが最近なので、しばらく保留。

2009年の観劇記録

2009年に観た芝居リスト。2008年の54本から24本に計画的に半減。そんな中でも予定通り、サンプルとイキウメと柿喰う客を観ることができたり、面白い芝居に出会えてとてもよかった。どれも思い出深いけど、イキウメの「賽の河原で踊りまくる亡霊」(イキウメ短篇集)、高木珠里のひとり芝居、五反田団の「生きてるものか」、庭劇団ペニノの「太陽と下着の見える町」はもう一度観たい。

東京月光魔曲

2009年最後の観劇はシアターコクーン。キャストが個人的にとても素敵だったので今年最後に選んでみた。ケラリーノ・サンドロヴィッチのプロデュース公演は、内容自体に過剰な期待は抱いていないので、目当ての役者中心に芝居を楽しんでみた。ミステリー仕立ての脚本も悪くなかった。満腹になるでもなく、肩すかしをされるでもなく、最後の観劇に相応しい適度な充足感をもって会場をあとにできてとてもよかった。とてもよかったんだけど、そのあとの用事で目当ての電車に乗り遅れ、追い掛ける電車が踏切横断で立ち往生して、さらに先行電車が故障で運転見合わせという三重苦に遭遇したのには参った。面白かったけど。

Bunkamura20周年記念企画「東京月光魔曲」 (シアターコクーン)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:瑛太、松雪泰子、橋本さとし、大倉孝二、犬山イヌコ、大鷹明良、長谷川朝晴、西原亜希、林和義、長田奈麻、赤堀雅秋、市川訓睦、吉本菜穂子、植木夏十、岩井秀人、長谷川寧、桜乃まゆこ、嶌村緒里江、森加織、吉沢響子、渡邊夏樹、伊藤蘭、山崎一、ユースケ・サンタマリア

行動記録

ここしばらくの出来事。風邪で2回寝込む。新宿でイキウメの新作を観る。この劇団は生理的にとてもしっくりと来る。西巣鴨でタニノクロウも観る。意味がわからない。面白い。格好いい。美しい。今年イチかもしれない、と思った。あと、伊坂幸太郎をたくさん読んだ。オーデュボン、ギャング2作、ピエロ、アヒルと鴨、チルドレン、死神。これまでのところ、アヒルと鴨のコインロッカーがいちばんいい。後味が新鮮。チルドレンと死神も悪くない。ほかのも悪くない。文庫で読めるのはあと3作くらいなのが残念だ。それに、森博嗣と村上春樹も1冊ずつ。

イキウメ「見えざるモノの生き残り」 (紀伊國屋ホール)
作・演出:前川知大
出演:窪田道聡、板垣雄亮、森下創、有川マコト、盛隆二、岩本幸子、浜田信也、伊勢佳世

庭劇団ペニノ「太陽と下着の見える町」 (にしすがも創造舎)
作・演出:タニノクロウ
出演:久保井研、山田伊久磨、五十嵐操、内田慈、笹野鈴々音、佐野陽一、森準人、間瀬英正、坂倉奈津子、大久保宏章、寺田ゆい、高橋ちづ

35

ご招待いただいて海老原みほさんのピアノリサイタルに出掛ける。海老原さんとはとある件でお会いしてから3年近く経つのだけれど、目の前でピアノを聴くのは今回が初めて。

ホールの照明が落ち、拍手の中で海老原さんが登場する。席についてひと呼吸の静寂ののち、腕を軽く振り上げて鍵盤に触れたところから、ゆったりとした気持ちで音楽を浴びる。あんまり音に集中したりしないで素直に聴くというか、堅苦しく決めつけたりしないで自分と音楽双方のわがままを受け入れて自由に聴く。そんな感じ。

2時間弱のリサイタルはあっという間に終わり、すっかり陽が落ちた中、ふわふわとした感じで地下鉄の駅へと歩く。銀座で買い物をして、ごはんをたらふく食べて帰宅。もうおなかいっぱい。こういうデカダンな時間もあっていい。なかなかよい誕生日明けの土曜日だったなあ。

「海老原みほ ピアノリサイタル 〜Romanceへの誘い〜」 (JTアートホール アフィニス)
D. スカルラッティ ソナタ ハ長調 K.159 / ソナタ ニ短調 K.9
F. シューベルト 4つの即興曲 D.899 Op.90
J. ブラームス ワルツ Op.39
C. フランク 前奏曲、コラールとフーガ

[photo] バースデイケーキ

eneloop tones

むかし7つの色したカセットテープの話があったけど実際は9色あったりしてあれは途中で2色追加になったのかな全色揃えちゃうひといるよきっととかいってでも今さら歌詞変えられないしそれはそれで困ったなあなんてそんな話もいまはむかし。

[pic] eneloop tones

バッテリーチェッカーのeneloopyはまもなく発売開始。

10月最後の日

昼前に家を出て、ディーラーに大事なクルマを預けて、マイケル・ジャクソンの最後のアクト「THIS IS IT」を観る。ものすごく格好いい。僕は別にマイケルの特別なファンというわけじゃないけど、こんなひとなかなかいないよ。偉大な存在だと思う。3Dスリラーとか本番でちゃんと観たかった。映画でとくに印象に残っているのは、モニターのイヤーレシーバーにマイケルが慣れず、スタッフと調整しているときに、「僕はずっと自分の耳で音を聞くように教えられてきたんだ」と言ったこと。そして「慣れるようにがんばるよ」と続けたこと。そのあとで辻堂に行き、タイの話をして、ごはんをご馳走になって、日本シリーズをテレビ観戦して、柿やクッキーやケーキなんかをいただいて、メールの設定をして帰る。

最近読んだ本。
23篇の短篇が収録された「カンガルー日和」。個人的時系列では久しぶりのエッセイではない村上春樹小説で、どの本に収められているのかなーと思っていた「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」や「図書館奇譚」を収録。佐々木マキさんの挿絵もよいです。
名古屋、熱海、ホノルルなどにおけるB級スポットを捻くれながらも素直な視点でめぐる「地球のはぐれ方」。あとがきで触れられている「幸せの敷居」の話がとても好き。ずっとそう考えているし、その通りだと思うし、これからも実践していきたいと思う。収録されているエピソードの中ではサハリンの話がいちばんのお気に入り。とても潔くて厳然としていて深みのある、滋味のある話です。
「ラッシュライフ」。伊坂幸太郎初読。多重構造ミステリ。面白い。フレームデザインに興味が沸いたので一作目から読んでみようっと。

五反田団の傑作

東京芸術劇場に行く前に銀座のアップルストアに寄ってTime Capsuleを買う。そのまま有楽町線で池袋に向かって五反田団を観劇。同時公演の「生きてるものはいないのか」とウラオモテみたいな作品で、「生きているもの〜」は以前観たので今回はスキップ、新作の「生きてるものか」を観る。久しぶりに観た五反田団はとても面白かった。今年イチかもしれない。ふだんよりメジャーな劇場だしフェスティバル/トーキョー参加作品でもあるので、五反田団が受け入れられるかなあ、と他人事ながら気にしていたのだけど、まったくの杞憂でしっかり受け入れられていた。いつもの脱力した笑いもちゃんとあって楽しい。ラストもいい。もう一度観たい。ハイバイといいご贔屓な劇団が有名になっていくのはとてもうれしいことだ。チケット取れないくらいになったら困るけど。

五反田団「生きてるものか」 (東京芸術劇場)
作・演出:前田司郎
出演: 飯田一期、石澤彩美、久保亜津子、佐藤誠、島田桃依、菅原直樹、瀬尾遠子、飛谷映里、野津あおい、枡野浩一、前田司郎

朝焼けサンセットとヘアカットさん

前回のウワサを聞いてどうしても観てみたかった岡崎藝術座の朝公演を観に朝から駒場に出掛ける。ものすごく眠い。アゴラに9時って会社より早い。で、始まると冒頭から不穏な雰囲気で、普通にはいかない感じが観客席にも伝わってきて、「来たな」というか「やっぱり」というか、まあそうだよね、という空気が充満してざわざわする。この辺は経緯を知っているひとはにやにやと楽しめるからいいとして、そうではないひとはどういう気持ちなんだろうか。その後のことはまだ公演中なので書かない。個人的にはこういうのはとても好きなので不満はない。24日も朝公演があるので興味のあるひとはどうぞ。ところで朝公演は朝ごはん付きなのだけど、朝からあれはヘビーでした。で、本編も観るので、14時にまたアゴラに向かってヘアカットさんを観る。ある意味これが岡崎初見。へー岡崎ってこうなんだ、という新鮮な思いで観る。古いものに価値があるように、それを乗り越えていく新しいものにも価値がある。価値がないものもある。なにが優れているかということはおいておいて、その価値らしきものに触れる、あるいは、価値かも知れないと思うこと自体に、その瞬間において価値があるのだと思う。ダンスや音楽というジャンルでは括れない、体と声を空間的に使った舞台は挑戦的でとても興味がわいた。と同時に脚本はそれほど目新しくはないように思えて少し退屈だったかも知れない。ただ、体調的に眠すぎた、というのもあると思うので、また次回も観たいと思う。

岡崎藝術座「朝焼けサンセット」 (こまばアゴラ劇場)
作・演出:神里雄大
出演:内田慈、武谷公雄、折原アキラ、酒井和哉、坊薗初菜、兵藤公美

岡崎藝術座「ヘアカットさん」 (こまばアゴラ劇場)
作・演出:神里雄大
出演:内田慈、武谷公雄、折原アキラ、酒井和哉、坊薗初菜