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海の向こうへの日帰り旅行

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Четвертый День (Пятница):セブンシスターズに逢いにゆく

ホテルの部屋

そんなこんなでモスクワのホテル着。夜遅くっぽいけれど、まだ19時前。妻の体調があまりよくないので、ホテルにおいてけぼりにしてひとりで街に繰り出す鬼畜プレイに出掛けます。

ホテル近くの道路

ホテル近くの道路。道路が広いせいか、縦列駐車ではなくてこんな感じに斜めに停めているのをよく見かけました。ちなみに気温はサンクトペテルブルクほど低くはなく、雪もちらつく程度で積雪はないので街歩きに不便はありません。

赤の広場への入口

赤の広場前のゲートっぽいところ。別にここを通らなくても広場には入れます。

赤の広場

赤の広場。20時前なので人はたくさん居たし、向かいの百貨店も営業しているので、楽しげな感じです。

百貨店グム

その向かいの老舗百貨店グム。こんな感じなので、広場全体は浮かれ気味。

ワシーリー寺院

これを見るためにモスクワに来た。モスクワタマネギこと、ワシーリー寺院です。つまり、夜の赤の広場はディズニーランドみたいな場所でした。これで目的達成。でもまだ20時なので、もう少し足を延ばしてみようと思います。

ヴォズドヴィジェンカ通り

ロシアのスターバックスにはマトリョーシカのタンブラーがあるとのことで、これからスタバ探しに出掛けることに(空港のスタバでは売っていなかった)。クレムリンを挟んだ反対側にあるアルバート通りにスタバが2軒あるようなのでそこに向かってみます。で、いきなり繁華街風な場所ですが、ここまでクレムリンの外壁に沿って人通りの少ない道を30分くらい歩いてます。とくに危険は感じなかったけど。

アルバート通り

アルバート通り到着。さすがに人通りは多い。お土産屋が並ぶ通りなので、観光客が多いのだと思います。途中で見つけたスタバ1軒目で無事、マトリョーシカタンブラーを見つけて3つお買い上げ。
これで目的達成なのだけど、ここまで来たならもう1つだけ見たいものがあるのでもうちょっとアルバート通りを西へ進みます。

アルバート通り

古風なアパートっぽい建物。かっこいい。小さな売店を見つけたので、妻のためにミネラルウォーターを買う。

アルバート通りから見るロシア外務省

そうして歩いていると、セブンシスターズのひとりがにょっきりと。かっこよすぎる。

ロシア外務省

これがもうひとつの目的。7つあるスターリン様式の超高層建築のひとつ、ロシア外務省。もうこれで満足したので、マックに寄ってから地下鉄で2駅プローシャチ・レヴォリューツィイ駅までワープ。ちなみにモスクワの地下鉄はどの駅もとても雰囲気があって造形もすばらしいのだけど、撮影禁止なのとテロ対策で警察なのか軍隊なのか、警備が厳重だったので撮影しませんでした。

マトリョーシカタンブラー

3時間弱のモスクワ散歩を終えてホテルに帰還。さすがに後半はちょっと寒かったけど、思ったより快適に散歩ができて楽しかった。さて、明日は最終日です。

Четвертый День (Пятница):階段を登ってさよならする

朝食

サンクトペテルブルク最後の朝食。アメリカンスタイルなのだけど、魚の酢漬けがあったり、ピロシキがあったりするのがオリジナル。あと、なぜか卵の黄身が白い。

イサーク大聖堂

おととい入れなかったイサーク大聖堂へ。厳かではあるのだけど、装飾などは宮殿のよう。

イサーク大聖堂の天井

中央に鳩?

展望台への階段

15分後くらいにタクシーが来てしまうのだけど、展望台があるので階段を登る。ちなみに階段の数字は残り段数。

展望台への階段

あと141段。

展望台への階段

ぐるりとらせん階段。

展望台への階段

やっと0段。

展望台への階段

と思ったらまだあった。

展望台からの眺望

ということで外の眺め。高層の建物がないので、街を一望できる。思った以上の眺めで階段を急いで登ってきた甲斐があった。
ところで、凱旋門とかもそうだったけど、低い柵だけしかなくて開放感満点。さすが海外。日本だったら天井までの柵で覆いそうだ。

展望台からの眺望

大ネヴァ川越しに見るヴァシリエフスキー島。時間の関係で今回は行かなかった。今回行かなかったということはもう行くことはないのかもしれないけど、そんな場所なんて日本ですら無数にあるから仕方ない。のだけど、そう思うとちょっと寂しいのはなぜだろう。

プルコヴォ空港

ということで、駆け足の空中散歩はおしまい。また階段を下りて、タクシーに乗って、プルコヴォ空港に到着。

プルコヴォ空港

この空港はボーディングブリッジがないようで、代わりに滑走路の地下にながーい通路がある。そこをずんずんと進んでいくと・・・。

プルコヴォ空港

地上に出る階段があって(エスカレーターは停まっていた)、出たところがゲート。
ここからすぐ目の前の飛行機に乗り込んで飛び立つ、というちょっと不思議な空港でした。

プルコヴォ空港

さよならサンクトペテルブルク。思っていたよりずっと楽しい街でした。冬に来てよかった。(モスクワ編につづく)

Третий День (Четверг) : エルミタージュとタマネギの中へ

三日目。今日も朝から出掛ける。寒さにも慣れてきて、暖かい格好をして、滑らない靴を履いて、手袋と耳まで覆える帽子をすればほとんど問題ない。寒がりの妻もそう言っていたので間違いない。

ポスト

葉書を出しに近くの中央郵便局に行く。ロシアのポストは青いらしい。

エルミタージュ美術館

昨日はスルーしたエルミタージュ美術館が今日のメイン。
以下はその写真の抜粋。さすがにオフシーズンでも見学者はそれなりにいて賑わっていました。でもひとだらけ、という訳でもなかったし、順路もとくに決まっておらず、好きにまわれたのでよかったです。ただ、自由にまわれる分、迷路のようになっているので、地図が読めないと、なかなか目的の場所に辿り着けない場合があるので注意。

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館内

エルミタージュ美術館から見えるネヴァ川

これは美術館から見たネヴァ川。思ったよりも流れが急で、氷も流れていました。
結構歩いて疲れたので、美術館をあとにしてモイカ運河沿いを歩いて、昨日は入れなかったスパース・ナ・クラヴィー大聖堂、のまえに向かいのサンクトペテルブルクという名のレストランで食事をする。前にパリに行ったときはあまりフランス的な食事はしなかったので、今回はもう少し現地の料理を楽しみたいと思う。

クロークの預かり札

クロークに係のおばあちゃんがいてコートなどを預かってくれる。これはその預かり札。

血の上教会近くのレストラン

夜はロシア舞踏が楽しめるらしいけど、まだ時間が早いので食事だけ。

ウハー

ウハーというスープ。具だくさんでとてもおいしい、さっぱりしているので飲みやすいと思う。300ルーブル。

キエフ風カツレツ

もうひとつ僕が頼んだのはキエフ風カツレツ。中にバターが入っていてとてもジューシー。750ルーブル。

ビーフストロガノフ

妻が頼んだはビーフストロガノフ。こちらもおいしかった。こちらも750ルーブル。

スパース・ナ・クラヴィー大聖堂

あらためて血の上の教会というスパース・ナ・クラヴィー大聖堂に向かう。何度見てもこのタマネギは面白いなあ。

教会の中

教会の中も原色の使い方が独特できらびやか。そして金ピカ。これはサンクトペテルブルク独特らしく、ロシア正教会のすべてがこのようではないとのこと。また、ロシア正教会では、彫像がない代わりに内部に聖人が描かれている。
* * *
だいたい今日の予定は終わったので、中心街に寄って買い物をしながらホテルに戻ってゆっくりする。そうそう昨日みつけられなかったパッサージュの地下に向かう階段も無事見つけられた。あれはなかなか難しい。ネフスキー大通り側のパッサージュの入り口の横に地下へと下りる階段が正解。パッサージュとスーパーマーケットは別の店なんだと思う。よくわからないけど。

Второй День (Среда) : 雪の街を歩き回る

今日と明日の二日間はサンクトペテルブルクに滞在していろいろ歩こうと思う。知らない街を少しずつ歩いて行くと、次第に頭の中で地図ができあがってきて、馴染んでいく感じがとても好き。

イサーク大聖堂"

ホテル近くのイサーク大聖堂に行く。オフシーズンとはいえどうも人気がないなあ、と思ったら水曜はお休み。そうか今日水曜日なのか。

雪と車

宮殿広場に向かう道すがら。雪はパウダー状なので見た目ほど歩きにくくはない。寒いけど。

宮殿広場

広大な宮殿広場と中央のアレクサンドル円柱を眺めつつ、エルミタージュ美術館はスルーして街の中央部に向かう。

血の上の救世主教会

スパース・ナ・クラヴィー大聖堂。ロシアといえタマネギ建築。街中にテーマパークがあるみたい。でもここもお休み。今回は下調べが足りてない。

カザン大聖堂

タマネギ横のグリボエードフ運河沿いにあるカフェで作戦会議。ちなみにカフェは「Кафе」。街中にたくさんある。そのあと、目抜き通りであるネフスキー大通りにでてカザン大聖堂を訪問。

作り中のクリスマスツリー

聖堂の前ではクリスマスツリーを組み立て中。

ネフスキー大通り

なかなか素敵な表通りでした。

ネフスキー大通りとトロリーバス

これまでの写真にも何回か写っていたのはトロリー線。モスクワもそうだったけど、ロシアではトロリーバスが現役のもよう。道の先に見えるのは旧海軍省。

文学カフェ

プーシキンゆかりの文学カフェで昼食。でもロシア文学にはほとんど触れていないのだけど。

チキンカツレツ

チキンカツレツを注文。衣がすごいサクサクでサルサっぽいソースをつけて食べるととてもおいしい。付け合わせはキャベツとパプリカとキュウリ。

ボルシチ

妻はボルシチを注文。毎日ボルシチを頼んでいた気がする。当たり前だけど、どの店もアレンジが違っていて楽しい。ロシア料理は日本人の口に合うと言われていたけど、確かにどれもおいしかった。

パッサージュ

食後、通りを少し戻って、芸術広場側の裏道にあるオネーギンで買い物をしてから、吹き抜けのあるショッピングモールに入る。地下にあるはずのスーパーマーケットに行きたかったのだけど、下りの階段が見つけられず。

ガスチーニィ・ドゥヴォール

200年以上前にできたショッピングセンター、ガスチーニィ・ドゥヴォール。回廊上の構造で、ひたすら通路の両側に店舗が連なっていて面白い。歩き疲れたけど。

夜の大通り

すっかり陽が落ちたネフスキー大通り。ちなみに16時過ぎには陽が落ちる。

モイカ運河

ホテルに戻る途中のモイカ運河。サンクトペテルブルクは街中を運河が奔っている。

Первый День (Вторник) : 隣の国の端まで移動する

まずは1日目。成田からモスクワへ。ちなみにこの日は祝日だったので、YCATからのバスは浦安あたりの渋滞を避けるべく、海ほたるを経由してちょっとテンションが上がったりした(笑)。成田は遠いけど、成田まで行く時間の進み方は嫌いじゃない。

チケット

初アエロフロート。飛行機に乗るときはいつもわくわくそわそわする。

ビザ

初査証。きらきらして美しい。キリル文字とギリシャ文字の変換が面白い。

アエロフロート機内

機内。アエロフロートのカラーであるオレンジで塗られたシート。上品できれいな機内だった。機体はA330-300。

機内食(昼食)

最初の機内食。ぜんぜんふつうにおいしい。でもなぜかコーヒーカップがあるのに紙コップでコーヒーが配られた。

機内食(夕食)

2回目の機内食。こちらもおいしい。みかんのゼリーがまだ日本色を残していて安心するような残念なような。旅におけるこういう微妙な不安感はむしろ楽しい。

シェレメチェヴォ空港

モスクワ着。すぐさま国内線にトランジット。今年から国内線乗り継ぎも同じターミナルになったので、とても便利。あと、なぜか税関ゲートが無人だった。

プルコヴォ空港

1時間とちょっとでサンクトペテルブルク着。写真には写っていないけど、ターミナルビルの屋上にあった「St. Petersburg」のネオン看板が夜空と雪にマッチしてシンプルで美しかった。

ペトロパレスホテル

空港からのタクシーでトラブル発生。1,100Pのはずが、3,000Pをふっかけられる。用心していたのにいきなり遭遇して少し気落ちする。2,300Pで手を打って忘れることにする(写真は別の日に撮ったもの)。

ホテルの部屋

とても天井の高い部屋でちょっと面白かった。バスルームが床暖房なところがさすが雪国都市。このホテルには3泊したのだけど、良いホテルだった。

冬を目前に控えて冬の国に出掛ける〜アエロフロートでめぐるロシア小旅行6日間

「そろそろ旅に出よう」
「そうだねえ」
「またバンコクでゆっくりするのもいいな」
「ハワイ島に星を見に行きたい」
「いっそのことチベットなんてどう?」
そんな会話が交わされたのちに、「冬のロシアに行って寂寞感に浸るのも興味深いものだよね」という結論にたどり着いた僕たちは、冬のロシアを旅してきました。

ロシアの感想を先に書いておくと、冬のロシアは想像以上に素晴らしかった。移動距離のわりには6日間という短い時間だったのだけど、そしてやっぱりちょっと疲れたのだけれど、ロシアはそれを上回るだけの魅力をまとった国でした。言葉は通じないし、寒かったけれど、その分、異国としてのロシアの日常を少しだけ身近に感じられたような気がしたのかもしれないなんて思ったり。旅立つ前は「まあでもロシアに行くなんてこれが最初で最後かもね」なんて話をしていたのだけど、また行ってもいいなと思えるまでにロシアの認識が改まりました。

そんな面白みの断片がちょっとだけでも伝わればいいな、と思いつつ、断片的な記録を切り出してみることにします。

# バンコクの時みたいに途中で止まったりするかどうかは神のみぞ知る。なんて。
# 旅先から投稿していたinstagr.amより増量。

八月十二日

[photo] 雑誌

この休み中はわりとテレビをよく見ている。知らない番組ばかりで外国に来たみたいで結構楽しい。あとは、ドメインの引越をしたり、レンズ豆を探したり、とか。

八月十一日

[photo] 畳

とくに何もなかった気がする。強いて言えば、現在完了とか。

八月十日

[photo] 食器

起き抜けに酒とみりんを煮立て、冷まして醤油を加え、冷蔵庫で鮪の赤身を漬けておく。厚揚げとかぶを切り、ついでに筍の水煮も加えて煮込んでおく間に、茄子と鶏肉を中華味噌で炒めて朝ご飯というか昼ご飯にする。ブランチってやつだ。あまり何もしていないせいか、むしろ疲れが出てきたようで少しぐったりするので基本的にぐったりしながら過ごした。たまにぐったりするのも悪くない。妻が帰ってきたところで、海苔と大葉を刻んで白ごまを少しかけて、厚揚げとかぶの煮物とともに食べる。すぐ完食。ふたりとも食べるのがはやい。

八月九日

[photo] サーキュレーター

今日から休み本番。雨雲の様子をうかがいながら駅前まで探検に出掛ける。近所のスーパーマーケットで食材を買って帰る。でも今日は料理はしないで無駄なことばかりする。無駄なことは楽しい。夜、梨をむいて妻と食べた。

八月八日

[photo] ディフューザー

焼肉が食べたくなったので、その旨を申告したが却下されたのでうどんにした。冷凍うどんを二人分さっと茹でて、卵を絡めて出汁醤油をかけ、もうひとつは水で締めて大根をおろして柚子ぽんずかけてふたりで食べた。そういえば昨夜は冷やし中華で、昼はパスタだったけれど、そういうのはあまり気にしない。

八月七日

[photo] 掛け時計

今日から夏休みなのだけど、どこにも出掛けないつもりなので、久々に日記でも書いてみる。緊張するなあ。そうでもないか。昼にトーストに発酵バターをたっぷりのせて食べる。バターおいしい。あとは掃除をして部屋で映画と落語を観て過ごす。何もしてない。なぜなら休みだから。

七月はなだらかに過ぎる

[photo] 自宅遠景
[photo] 自宅遠景

ちょっとだけ内陸の方に引っ越しました。吹く風がひんやりしています。

五月から七月にかけての記憶と目論見

もはやあまり書くことはないのだけど、なんとなくかわいそうに思ったので少しだけ書いておく。

最近、公私ともどもさまざまあって、何かと忙しい。とか書くようなブログは大抵面白くない。人の苦労など知った話ではないのである。しかしながら、忙しい理由を書いて話をふくらませるほどの余裕は今はないので、まあつまりこの話は面白くない。強いて言えば、いずれも前向きな忙しさである。人生にはいろいろ考えたり、努力したりする時というのものがあるのだ。毎日努力せよ、という正論はここでは採用しない。

5月はチェルフィッチュの「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」を観た。面白かった。「アリス・イン・ワンダーランド」も観た。面白かった。でも3Dじゃなくてもよかった気がする。iPadを買った。予測通りに役に立っている。今後も活躍してくれる見込み。

6月はいろいろある。いやあ困った。でも頑張ろう。久しぶりに快快を観に行く。感想を書いている余裕はないであろう。とりあえず0.1%下がってよかった。

7月は総仕上げである。準備をすませて心地よく7月を迎えたい。

ではごきげんよう。

サツキバレ

[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園
[photo] 茅ヶ崎里山公園

アゴラに行くといいよ

ことしは観劇日記は書いてなかったのだけど、久しぶりに駒場に出掛けて観た芝居がとても面白かったので書いておく。いまのところ今年イチ(あんまり観てないけど)。こんどのナイロンや本谷有希子は観に行かないつもりなのだけど、これは観ておいて良かったなあ、というデキ。いや比べる対象が違うでしょうが、僕の中ではフラットです。蘊蓄はさておいて目の前で役者が演じていること、その面白さが大切で愛おしい人は観に行くといいと思います。これまでのハイバイやらデスロックやら五反田団のエッセンスがうまく詰め込まれていて、でもぎゅうぎゅうな感じでもなく、隙だらけな風を装ってちゃんと持て成してくれるでしょう。岩井秀人作品。

青年団リンク 口語で古典「武蔵小金井四谷怪談」 (こまばアゴラ劇場)
同時上演:「落語 男の旅 大阪編」
作・演出:岩井秀人
出演:荻野友里、端田新菜、石橋亜希子、山内健司、古屋隆太、猪股俊明

小沢さんと小山田さん

こことかを読んで、久々に90年代のあれ系の曲を引っ張り出してきて、というかiTunesで選ぶだけだからたいした労力はかからないのだけど、いろいろ聴いてみる。カメラ! カメラ! カメラ! とか、さようならパステルズバッヂとか、午前3時のオプとか。あるいは、buddyとかある光とか。Elastic GirlはiTunesに入っていなかったから、CD棚から探してきてエンコードしてから聴いた。CDから聴けばいいのにね。完全にマスターストレージ扱い。ついでにむかしエンコードしたThe First Question Awardのビットレートが低かったので、256kに再エンコードしたりする。このアルバムは廃盤なんだね。もう振り返りたくない過去なのかしらん。まあ作り手と聴き手は違うし、お互い好きに扱えばいいと思う。ただ、今から新しく出会う機会が減ってしまうというだけだ。僕はもう知っているからどうでもいい。でも、もうすぐ20年とか経ってしまう曲もあったりして、その現実にはちょっと驚く。ちょっとだけ。小沢健二は小山田圭吾のソングライティングとボーカルに嫉妬していたと思うし、小山田圭吾は小沢健二のテキストライティングとアイデアに嫉妬していたと思う。ソロの初期はその呪縛に囚われていたし、今でも囚われているのかもしれない。でもそんなことはよくあることだし、それこそどうでもいい。彼らが優れた作家であることは確かだから。久しぶりにフレンズ・アゲインを聴いたりして、若いねえと思いながら現在に目を移すと、オリンパスPENのCMやら、久々のコンサートやらで今もなにかと活動しているふたりがいて、それは素直にうれしい。もう演るほうも聴くほうもいいおじさん・おばさんだけどねー。

2月を振り返る

またもや気がついたら3月になってしまったので、2月のまとめ。

といっても1月以上に覚えていることが少ない。いろいろと考えることが多くて悩むことも多かった気がするけれど、基本的に元来がそういう傾向の人間なので特別どうということはない気もする。少し疲れが抜けにくくなったかもしれない。それは歳か。また老化だ。それなりの年月を生きてくると、残念ながらも歳を重ねていくわけで、つまりは老けていくわけだ。同じことを何度も書いてみた。こどもの頃はとても大人でしっかりとしたイメージだった30代も、なってみると意外と幼稚で子供じみていたりする。それは自分の身近だからだ。身近なものはいつもよく見える。粗や至らないところがよくわかる。きっと40代になっても、50代になってもそうなのだろう。身のまわりもそろって歳を取っていく。これはネガティブな話ではなくて、むしろどちらかといえばポジティブな話だ。好きなときに好きなことをすればいいんじゃないだろうか。わからないこと、知らないことはまだまだ多い。それは不安であると同時に、楽しいことのはずだ。歳を取ると会社や社会通念的なものに縛られるということを聞くけれど、こどもの時よりも圧倒的に自由をつくり出せるチャンスは多い。こどもの頃は無限大の想像力と引き替えに、時間的、あるいは、選択的な制約が存在する。対して大人は、自己の責任のもとで時間的、選択的な自由を有している。少なくとも選択肢は常にそこにあるし、常に実際に選択している。その選択した結果が今である。あれ何でこんなこと書いてるんだっけ。まあ、あせることはないけれど、着実に進んでいこうとする意識と選択が必要だと思う。

2月は1本芝居を観た。桜木町近くののげシャーレで岡崎藝術座の「リズム三兄妹」。以前、アゴラ劇場で見損ねていたので、地元で近いしと観に行ってきた。横浜に住んで1年になるけれど、横浜での公演数は圧倒的に少ないので(以前住んでいた下北沢と比べて。比べてどうする、と思うが比べなくてもやはり少ない)、たまに近くで好きな劇団の公演があるとうれしい。これを書いているきょうは横浜西口のSTスポットで東京デスロックを観てきた。小さくて懐かしい感じの小屋で、お尻や背中が痛くなるのも久々。ちなみに3月の観劇はこれでおしまい。4月はアゴラに1つ観に行こうかと思っている芝居があるだけなので、月1回と順調なスローペースぶり。別に横浜に引っ越したから減らしているわけでもなくて、一時期手当たり次第に観ていたのを一度リセットしてじっくりと観ることをしてみようと思った次第。むしろ生活の中に定着した感がある。

本は森博嗣の「創るセンス 工作の思考」を読んだ。前著の「自由をつくる 自在に生きる」と基本的には同じで、以前から方々で氏が書いてきたことをテーマに沿ってまとめ直したもので、それらを読んでいる人からすると目新しいものは少ない。でもその分よくまとまっているし、何度も反復しているのでわかりやすい。ひとつの考え方を示したものなので、何人にもおすすめできるものではないのだけれど、僕は身近な人には読んでもらいたいな、と思った。この本に限らず、重く真っ正面から受け止める必要はなくて(むしろ正面から受け止めることは常に負担も大きい)、まあこういう考え方もある、という程度に受け止めつつ、都合のいい解釈をすればいいと思う。そういうことの一助になる本なんじゃないかと思う。

ということでまた。

雪の降る夜に長文を書く

気がついたら1ヶ月書いていなかったので、これを機会にずっとほったらかしにしようかと思ったのだけど、止めることはいつでもできるので徒然なるままに思いついたことを書いてみる。

1月は何をしていたのかなあ、と思い返してみたけど、あまり覚えていない。最近いろいろなことを覚えていないので、ああこれが老化というものなのだな、と感心したりする。しないけど。元旦と翌日は実家をハシゴして、3日の夜に五反田でホットワインを飲みながら芝居を観て、もう明日から仕事だなーって思って、そのあと、妻といろいろと探しものをしたり、考えごとをしたりして過ごしていたら、この冬何回目かの風邪を引いてしかもめずらしく熱を出したものだから、仕事を休んでアンチクロックワイズ・ワンダーランドを見逃したりしていたら1月が終わったのだと思う。あとは年末からの続きでいろんなドキュメントを結構な勢いでがしがしと書いていたような気がする。集大成的なものができた。いや、もの自体はまだこれからだけど。

続いて2月のこともがんばって思いだそうと思ったけど、まだ半分残っているのでそれは止めて、唐突にいま気になるものを挙げてみるシリーズ! えーとまずはiPad。パソコンとして中途半端とか、日本じゃ電子書籍サービスが使えないとか、割とそういう世間で流通している不満にはあまりピンと来ていなくて、僕はそれより、リビングとかで家族と一緒に話をしたり、テレビを見たりしながら、ちょっとウェブを調べたりして、それを一緒に見たり、それを肴にさらに話をしたりするようなことがずっとしたかったから、そういう用途にすごくぴったりなiPadがすごく欲しい。ノートPCを起動するとか、小さなポインティングデバイスを操作するとかってとてもパーソナルな作業だと思うし、かといってテレビとかゲーム機のインターネットブラウズ機能も決して使いやすいとは言えないわけで、ラフにインターネットを使う端末としてすごく期待している。そりゃFlashが見られないのは痛いけど、それを押しても欲しいと思ったのでした。

次。小沢健二の復活とか。復活は素直にうれしいし、とても楽しみなのだけど、でもその一方で、サイトのテキストとかを読んでみて、もやもやする気持ちがあるのも事実。正直に書くと、居心地の悪さ、もっというと気持ちの悪さがある。別に復活するのは自由だし、以前の小沢健二だったら復活なんて格好の悪いことはしなかった、なんてことも思わない。それはそれで彼らしい気もする。そんなことより、本心を語っていないような、そういう雰囲気をテキストだったり、コミュニケーション手法だったりに感じてしまい、それがどうも落ち着きが悪い。もともと本心をストレートに語るタイプでもないと思うのだけど、ウラで何か企んでいそうだとか、そういうことではなくて、なんていうかうまく言えないのだけど、「本心を語っていないのだけど、その語っていないことをまわりに気づかれているのに、本人はそれに気づいていない」、みたいな、そう、言うなれば裸の王様的な感じがしてしまうのだと思う。ライフ時代は確信犯的裸の王様だったのが、本当の裸の王様になってしまった感がする。いやこれは個人的な思いなので、ほかの人がどう思うかは知らないし、仮にその通りだとしてそれが悪いとも思わない。楽しいライブになればいいなあと本当に思うし、願わくば新しいアルバムが聴きたい。

四畳半神話大系のアニメ。フジテレビで4月から放映されるのだけど、原作が森見登美彦で、脚本が上田誠で、キャラクター原案が中村佑介ってことでものすごく楽しみ。原作は腐れ大学生を主人公とした4篇の青春ほとばしるオムニバス作品で大好きなんだけど、あの出鱈目な感じがどうアニメになるのかすごく興味がある。主題歌は中村佑介の盟友、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの書き下ろしで、エンディングは砂原良徳+いしわたり淳治(元スーパーカー)+やくしまるえつこ(相対性理論)という組み合わせにもうおなかいっぱい。期待が大き過ぎてがっくりする要素がてんこ盛り、というのがまたいい。がっくりすることも人生には必要だと思う。と保険を掛けておく。

じゃこのへんで。